小手先のSEOテクニックは多くのサイトにおいてあまり意味ない
ぺぺです。SEO好きです。
仕事で何十というサイトのSEOに関わってきました。
SEO、面白い、奥が深い。成果が出るとうれしい。
一方で、上手くいかなかったことも多くあります。
その経験から言えることとして、
「世にあふれる小手先のSEOテクニックの多くは、多くのサイトにおいてあんまり意味ない」
ということがあります。
SEOのテクニックについて検索してみると、いろんな情報がネットにあふれていることが分かります。
titleタグとdescriptionタグをちゃんと書きましょう、コンテンツにはキーワードを適度に含めましょう、こんなアンカーテキストで内部リンクを貼りましょう、サテライトブログを作ってリンク貼りましょう、altにテキストを入れましょう、重複URLをなくしましょう、外部リンクにはnofollow入れましょう、etcetc...
そもそも間違っているものや、情報が古くなって今は使えなくなっているものも多いです。
一方で、「間違ってはいないんだけど、大抵の場合それをやったところでそんなに変わらない」「そのまんま真似しても意味ない」こともいっぱいあるなぁという印象。
例えば、「サイト内での重複コンテンツをなくしましょう」っていう話はSEOの文脈で良く語られます。(※ここでいう重複コンテンツは、「内容がまったく一緒だけどURLが違う」ページ群を指します。)
ただし「重複コンテンツ解消」施策が有効に働くのは、結構な大規模サイトにおいて、かなり大規模に重複コンテンツが発生していて、被リンクがそれぞれで分散していて、検索エンジン側もそれぞれを別物と認識している状況に限られます。そういう状況ってホントに一部のケースなんですよね。
なので、ページ数が数十~数百ページ程度の小~中規模なサイトにおいて、そんなに重要でないページがいくつか重複コンテンツとして存在していたところで、それは大した話ではないのです。それを解消したところで、「なにもおこらなかった」です。
ところが世にあふれるSEOのテクニック論だと、「一定の状況でしか意味のないことが、汎用的に使えるもののように語られる」「実際大した意味もないのに、大きな効果があるように語られる」ことが多かったりします。
まあこれは、いろんなサイトにおいて「この施策をすれば効果が出るはず…!」と信じてやってみて、「あれ、全然効果ないやんけ…」とがっかりする経験を何度もやっているから学んでいるのですけどね。
てなわけでSEOに携わる皆さまは、ネット上や書籍などでおおげさに、あるいはそれっぽく語られるSEOテクニックにふりまわされずに、「ユーザーの求める情報や機能を提供する」という本質をひたすら追求されることをおすすめします。
SEOにおいて考えるべきことは検索エンジンのアルゴリズムじゃなくて、ユーザー心理です。検索順位を上げたいのであれば、ユーザーが何を求めているか、どんな言葉で検索するか、どんな風に情報を提供してあげればユーザーが目的を達成できるか、を考えて、サイト作りやコンテンツ提供を行ってください。
(大規模なサイトや一部の特殊なサイトにおいてはその限りではない場合もありますが、多くの人には関係ないので特にふれません。)
と偉そうに語りましたが、多くは↓の記事において「SEOの神様」と呼ばれている辻さんが語っていることの受け売りでもありますw
ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか? | HRナビ by リクルート
うーむ、、この領域まで達せないなぁ…おそろしや…