アナリティクス・Web解析は、大きなところから小さなところへ
アナリティクス好きのぺぺです。
アナリティクスをずっとやっていて、改めて大事だなと感じるアナリティクスのエッセンスについてメモします。
まず仮説をもってからやる
「いきなりデータを何となく見る」は、アナリティクスにおいてやっちゃだめなことのひとつです。というかやってもいいんだけど、時間の無駄になる場合が多いです。
まずは何かしらの仮説「ここはこうなんじゃないかしらん?」を持って、それを検証するためにデータを見るようにしましょう。
僕はWebサイトの分析をやるときは、データを見る前にWebサイトをじっくり見て、「ここのアクセスはどうなんだろ?」「ここわかりにくいから離脱多そう。遷移してなさそう」などの仮説をいろいろ紙に(PCのテキストでもいいですが)バーっと書き出すようにします。そこで見るポイントを大体定めてからデータを見る感じ。
人生は有限なので、仮説がないとすぐに年取っちゃう。
大きなところから小さなところへ
で、仮説を考えると、その仮説を検証するための細かいデータを見たくなるんですけども、いったんは我慢して、全体観を大雑把に把握するためのデータを見ます。
それで少しずつ掘り下げていって、ようやく仮説検証のための細かいデータを見る、という感じ。というか仮説自体も、大きめのものと細かいものを考えておく感じですね。
そうしないと、やたら細かいところばっか見ちゃった結果全体観が見えずに、細かいどうでもよいような考察しか出来なかったり、大事なところを見落としちゃったりしがちです。これは僕はわりとやりがちです。
てな感じで、結構基本的であるけども出来なくなりがちなことなので引き続き注意して頑張ります。
自己認知をするということ(チラシ裏)
先日、会社の元上司(今は別会社)と飲みまして、有意義な話をしましたので備忘録的に書きます。半分以上忘れてるけどw
小手先のSEOテクニックは多くのサイトにおいてあまり意味ない
ぺぺです。SEO好きです。
仕事で何十というサイトのSEOに関わってきました。
SEO、面白い、奥が深い。成果が出るとうれしい。
一方で、上手くいかなかったことも多くあります。
その経験から言えることとして、
「世にあふれる小手先のSEOテクニックの多くは、多くのサイトにおいてあんまり意味ない」
ということがあります。
SEOのテクニックについて検索してみると、いろんな情報がネットにあふれていることが分かります。
titleタグとdescriptionタグをちゃんと書きましょう、コンテンツにはキーワードを適度に含めましょう、こんなアンカーテキストで内部リンクを貼りましょう、サテライトブログを作ってリンク貼りましょう、altにテキストを入れましょう、重複URLをなくしましょう、外部リンクにはnofollow入れましょう、etcetc...
そもそも間違っているものや、情報が古くなって今は使えなくなっているものも多いです。
一方で、「間違ってはいないんだけど、大抵の場合それをやったところでそんなに変わらない」「そのまんま真似しても意味ない」こともいっぱいあるなぁという印象。
例えば、「サイト内での重複コンテンツをなくしましょう」っていう話はSEOの文脈で良く語られます。(※ここでいう重複コンテンツは、「内容がまったく一緒だけどURLが違う」ページ群を指します。)
ただし「重複コンテンツ解消」施策が有効に働くのは、結構な大規模サイトにおいて、かなり大規模に重複コンテンツが発生していて、被リンクがそれぞれで分散していて、検索エンジン側もそれぞれを別物と認識している状況に限られます。そういう状況ってホントに一部のケースなんですよね。
なので、ページ数が数十~数百ページ程度の小~中規模なサイトにおいて、そんなに重要でないページがいくつか重複コンテンツとして存在していたところで、それは大した話ではないのです。それを解消したところで、「なにもおこらなかった」です。
ところが世にあふれるSEOのテクニック論だと、「一定の状況でしか意味のないことが、汎用的に使えるもののように語られる」「実際大した意味もないのに、大きな効果があるように語られる」ことが多かったりします。
まあこれは、いろんなサイトにおいて「この施策をすれば効果が出るはず…!」と信じてやってみて、「あれ、全然効果ないやんけ…」とがっかりする経験を何度もやっているから学んでいるのですけどね。
てなわけでSEOに携わる皆さまは、ネット上や書籍などでおおげさに、あるいはそれっぽく語られるSEOテクニックにふりまわされずに、「ユーザーの求める情報や機能を提供する」という本質をひたすら追求されることをおすすめします。
SEOにおいて考えるべきことは検索エンジンのアルゴリズムじゃなくて、ユーザー心理です。検索順位を上げたいのであれば、ユーザーが何を求めているか、どんな言葉で検索するか、どんな風に情報を提供してあげればユーザーが目的を達成できるか、を考えて、サイト作りやコンテンツ提供を行ってください。
(大規模なサイトや一部の特殊なサイトにおいてはその限りではない場合もありますが、多くの人には関係ないので特にふれません。)
と偉そうに語りましたが、多くは↓の記事において「SEOの神様」と呼ばれている辻さんが語っていることの受け売りでもありますw
ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか? | HRナビ by リクルート
うーむ、、この領域まで達せないなぁ…おそろしや…
"social-buttons-ee.xyz"とか"slow-website.xyz" ってなんやねん。リファラスパムとGoogle Analyticsでの除外設定
ぺぺです。
ブログ公開したばかりで、全然拡散もしてないこともあり、ちっともアクセスが増えない状況が続いているわけですけれども。
ふとGoogleアナリティクスをみると、突然アクセスがちょびっと増えているではありませんか。
およ?どこかでなんかリンクされたかな?とか期待してアクセス元を見てみると…
なんじゃこれ。
"social-buttons-ee.xyz"とか"slow-website.xyz"というサイトから参照アクセスが来ております。しかも直帰率100%。
うーん、見たことあるぞコレ。
仕事でアクセスをチェックするサイトでも、立ち上げ時でアクセスが集まってなかったりすると、こういう「なんちゃらかんちゃら.xyz」という参照元が目立ったりする例はあったりします。害は無さそうなので放っておいたりしますがw
もうちょっと調べてみようと思います。
アナリティクスで「完全なリファラー」(参照アクセスの元のURLをフルで出してくれます)を見ると、
それぞれ
social-buttons-ee.xyz
slow-website.xyz
というWebページから来ていることが分かります。
(皆さまはアクセスする必要ありません。)
social-buttons-ee.xyz
というサイトにアクセスしてみると、Share Buttonというサイトにリダイレクトされます。
なんだろうこれ。
URLで調べてみると、同じことを調べている方がいらっしゃいました。
ゆうのすけブログ » 新手のスパムらしいです②「free-share-buttons.com」を調べてみた
こちらの方のブログによると、新手のリファラスパムのようですね。
- Google Analyticsに履歴が残るように、大量にアクセスをしてくる
- サイトの宣伝が目的で、Google Analyticsを見ているユーザにアクセスをさせる(まさに俺)
- 悪意があるサイトの場合、フィッシングサイトだったり、悪意のあるコードが埋め込まれている可能性もある
とのこと。なるほどねー。
"slow-website.xyz"というドメインについても同様のリファラスパムのようですね。
slow-website.xyz - SPAM in Google Analytics | DIGMATO.com
また一つ勉強になりました。
なおこのようなリファラスパムが目立つ場合は、除外設定により、Google Analyticsにてカウントしないようにすることができます。
せっかくなのでやっておきましょう。
【Google Analyticsにおける、参照元除外フィルタ設定の仕方】
1. 「アナリティクス設定」より「フィルタ」を選択→「フィルタを追加」をクリック
2. 適当なフィルタ名を入力し、フィルタの種類より「カスタム」を選択→「除外」にチェックをいれ、「フィルタフィールド」より「参照」を選択→「フィルタパターン」にスパムのドメインを入力
一旦これでフィルタ設定は完了です。正しく設定されていれば、今後このアクセスはこない…はず。
他にもやっかいなリファラスパムは色々あるようです。次の記事が参考になります。
リファラースパム!?Google Analyticsでのアクセス数の伸びに注意! | 株式会社 矢谷印刷所
こういったリファラスパムが来ているサイトは結構あるようです。少数なら良いですが、たまに大規模に来たときにアクセスデータにも影響を与えてしまうので、しっかり設定しておきましょう。
リファラスパム以外のアクセスももっと来ないかなー。
小さく続ける。完璧は目指さない。
さっそくブログを書くのが億劫になってきている状況です。
3日坊主ならぬ3記事坊主です。
ここで思うのは、中途半端に「うまくやろう」とすることほど微妙なことはないということ。
中途半端にうまくやろうとすると、あんまりうまくやれなかったときに不要なモチベーション低下を起こし、そこでやめてしまい、元も子もなくなってしまいます。
それくらいなら、雑でも良いからとりあえずさっさとやって、続ける。その方が最終的には「うまくやれる」と思います。
ブログを書く際にも、はじめっから検索流入やはてぶを稼ごうとしても絶対うまくいきません。最初は成果が出ない中、地道に続ける必要があります。
コンテンツマーケティングやSEOなどをはじめとする、各種のWebマーケティング施策も同じことが言えますね。
短期的な成果が欲しいならば広告などに金銭的な投資をする。金が無くてそれができないならば、地道にコツコツやる。短期的な成果は求めず、とりあえずプロセスを楽しむ。
多少雑でも良い、クイック&ダーティに。
ということを自分に言い聞かせるのでした。
(本当は一記事あたり1500文字以上は書こうと思ってたのですが、しんどいのでとりあえず400文字を最低ラインにしますww)
ブログを作ってみた目的およびブログの効能についての考察
MCぺぺです。
今回ブログを作ってみたのはいくつか目的があります。ブログをやるのはこんな効能があるのかなー、となんとなく思っています。
①思考の整理およびアウトプットの場として
最近はよく色々なインプットをするよう心がけているのですが、やっぱりインプットをするだけじゃ身につかないなあというのは昔から思っているところです。人間の脳の仕組み的にも事実っぽいですね。人がなにかを身につけるには何らかのアウトプットが必要だと。
で、普段は仕事においてアウトプットをしていく、ということになるのですが、仕事の場でのアウトプットは、どうしても慎重になってしまうし、幅が決まっているし、好き放題やれないので、何かしら好き放題出来る場所が欲しいなと思い、匿名ブログを始めてみました。
ちょっとやってみて感じることとしては、このように文章を綴っていると、自分の思考の整理になるなぁと。「ゼロ秒思考」という本にも書いてありましたが、思っていることを素早く文章にアウトプットしていくことは、思考の整理力やスピードを高めていくものだと思います。
というわけで、敢えてあんまり格好つけずに、つらつらと思ったことを適当にアウトプットしていく所存です。
②アウトプット力の修行の場として
とは言え、自分語りばっかりしていてもしょうがないので、それなりに皆様に有益なことをも発信していきたいということももちろん思ってます。誰かが知りたがる、気になることを、わかりやすく伝えていくということも意識して、アウトプット力を磨ければなと。
やっぱり「書く力」「伝える力」って、人生においてなんだかんだ必須スキルなんですよね。最近はAIに人の仕事が奪われるだとかなんだとか話題ですが、人間ならではの「伝える力」は、しばらくは取って代わられない重要スキルかなと思ってます。(もしかしたら機械がすごい伝わる文章書けるようになる日も意外と近いかもしれないですが…)ということでここは頑張りたいなぁと。
とか言いつつ、お世辞にも読みやすいとはいえない文章を書いている今ですが、今後伸ばしていきますのでよろしくお願いいたします。
③ブログ運営を通じ、SEOやアクセス解析、Web運用の現場感を感じる
仕事でよくWebサイトの改善や運営方針の策定に第三者として関わっているのですが、ひとつ課題だと思うのは、現場で手を動かしているライターや制作の方々や、サイト成果についての責任を担う運営責任者とやや距離があることです。彼らの気持ちを理解しきれていないかもしれないな、というか。
役割分担がされているので、完全に感情移入しきれないのは仕方がないとは思うのですが、そのあたりの現場感は、自分が何かしらのWebメディアを運営することで多少は学べるのかなと考えてます。そういったところを、若干スケールが小さいながらも感じれるのはブログ運営なのかなーと。まあ遊びでやってるので、あんまり大層なものじゃないし、一緒にしたら失礼かもしれませんが…笑
また、立ち上げ時のサイトのSEOの難しさや集客の難しさも身を持って体験し始めたところですが、そのへんも経験として必要だなあと思ってます。ゼロから始めるのは大変なんだぞと。それを身をもって体験してるかどうかは自分の価値にも繋がるかと思います。
もうちょっとアクセスが集まってきたら、このブログを事例にしてアクセス解析の記事とか書きたいですねー。
おわりに
…といったような理由を言っておきながら3日坊主で終わったら残念なので、ちゃんと更新できるよう頑張っていきます。なんかブログ書いてて良いことあったらまた報告します。アクセス集まってきたらアナリティクスみて事例紹介します。
はてなブログ開設に際し、最初にやったGoogle Anayticsの設定
Webアナリストをやっています、MCぺぺといいます。
仕事でGoogle Analytics(以下GA)はよく触りますが、よく考えたら初期設定からやる機会は意外と少なかったので、このブログにGAを設定した際に行ったことをメモ程度に残しておきたいと思います。はてなブログをGAで分析したい方はご参考ください。簡単です。
はてなブログにGoogle Analyticsを設置する流れ
1. まずはGoogleアカウントを取得
Googleアカウントを持っていない方は取得しましょう。
無料で簡単に作成できます。既存のアカウントがある方はそれを使っても構いません。
2. Google Analyticsのアカウントを開設
下記リンクより、Google Analyticsにアクセスし、右上のログインボタンよりログインします。
Google アナリティクス公式サイト - ウェブ解析とレポート機能 – Google アナリティクス
すると次の画面の右側に「お申し込み」ボタンが現れますので、クリックしてください。
そうするとWebサイトの情報入力画面となりますので、各項目を埋めて、「トラッキングIDを取得」をクリックし、利用規約に同意します。
これでアカウントが開設されました。次の様な画面が表示されますので、「トラッキングID("UA-◯◯◯◯◯◯◯◯-◯")」をコピーしてください。
3. はてなブログの設定画面よりIDを埋め込み
ここで、ご自身のはてなブログの設定画面を開いてください。
左のメニューより「設定」を選び、更に「詳細設定」をクリックしてください。
下にスクロールすると、「Google Analytics埋め込み」という欄がありますので、
そこに先ほどコピーしたトラッキングIDを貼り付けます。
そして「変更する」ボタンを押せば、これでアナリティクスの設定は完了です!
実際にデータが取れているか確かめてみましょう。
はてなブログの適当なページにアクセスして、Google Analyticsを開きます。
「レポート」より、新しく作ったプロパティの「リアルタイム」の「サマリー」レポートを見てみましょう。
このように、訪問数が一人でもカウントされていれば、データは取得出来ていることになります。
まとめ
という感じで、はてなブログへのGA設置はかなり簡単に出来ました。今後アクセス増やせるよう頑張っていきます。
GAの初期設定において、他にもやっておいたことはいろいろあるのですが、その内容はまた後日書こうと思います。